20201211_2-1

クリスマスに向けて、真っ赤ないちごが店先に並ぶ季節がやってきました。管理栄養士の酒井葉子さんによると、ビタミンやミネラルが豊富ないちごは栄養補給にぴったりのフルーツ。いちごを食べるベストタイミングや、ひと味違うおいしい食べ方をご紹介します。

いちごを食べる3つのメリット

20201211_1-1

甘くておいしいのに、1粒(15g)で約5.5kcalという低カロリーがうれしいいちご。体にいい栄養素を多く含んだ優秀なフルーツでもあります。

1.カリウムが余分な塩分やコレステロールを排出

いちごには、カリウムや食物繊維の一種であるペクチンが多く含まれています。むくみが気になる方は、体内に余分な塩分をため込んでいる可能性があります。いちごに含まれるカリウムは、余分な塩分を排出する働きがあり、むくみの予防にひと役かってくれます。

(「Diet Plus」より引用)

ペクチンには余分なコレステロールを排出する働きもあるそう。ダイエット中に甘いものがほしくなったら、いちごは賢い選択肢です。

2.豊富なビタミンで美肌に貢献

いちごには肌のハリを保つビタミンCや、抗酸化作用があるビタミンEが豊富です。ビタミンCとEは一緒にとることで抗酸化作用がアップするので、さらなる美肌効果が期待できるそう。

3.細胞の生まれ変わりを葉酸がサポート

細胞が生まれ変わるときに必要な葉酸も、いちごには豊富に含まれています。とくに妊娠中は葉酸の必要量が増えるため、いちごから補給するとよいと酒井さん。

いちごを食べるベストタイミングは?

20201211_3

酒井さんによると、いちごを食べるベストタイミングは「朝」。果物に含まれる果糖は、夜に摂ると脂肪としてためこみやすくなるからです。

朝は身体の中に糖が不足している状態。果物の糖(果糖)は吸収が良いので、朝の糖質補給に果物は最適。いちごはカリウムも多いため、排出を促す時間帯である朝に摂るのはより最適です。

(「Diet Plus」より引用)

朝食として食べるなら、そのままいただくのはもちろん、ヨーグルトに加えるのもいいですね。

さらにひと手間加えて、いちごを混ぜ込んだヨーグルトを水切りし、レアチーズのような食感にするのもおすすめだそう。こちらの「濃厚いちごヨーグルト」のレシピを参考にしてみてください。

いちごは低カロリーとはいえ、食べすぎは禁物と酒井さん。目安は10粒前後のようですが、朝の糖質補給やおやつがわりに取り入れてみては?

ダイエット中のおやつはコレ

yoko_sakai

酒井葉子(さかい・ようこ)さん
管理栄養士、東京糖尿病療養指導士。幼少期にアトピー性皮膚炎で悩み、体の内側から見直す必要性を感じて管理栄養士に。大学卒業後は、給食管理業務や医療機関での栄養指導に携わり、現在は保健指導やコラムの執筆に従事している。

Diet Plus

image via Shutterstock

Ranking

RELATED ARTICLES