年齢を重ねるにつれて骨密度が低下し、将来、骨粗しょう症を引き起こす可能性があるということはよく耳にします。では具体的に、どうしたら防ぐことができるのでしょうか? 管理栄養士さんによると、3つの生活習慣のポイントがあるようです。
管理栄養士が教える、カルシウム不足克服方法
骨を強くする食べ物を摂る
骨を作るのに必要なカルシウム。これを補う食品としては、牛乳やチーズなどの乳製品や小魚などがすぐ思い浮かびます。ほかに、こんな食材にもカルシウムが豊富に含まれているそう。
豆腐や油揚げ、小松菜、ほうれん草などにも多く含まれています。意外に多いのは海藻類や大豆製品です。また、骨を作る際にはカルシウムの吸収を助ける働きをするビタミンDが必要となります。ビタミンDはきのこ類や魚類全般に多く含まれます。
(「Diet Plus」より引用)
ほうれん草、油揚げ、きのこの炒め物をつくれば、カルシウムとその吸収を助けるビタミンDも一緒に摂れることに。豆腐とわかめ、なめこの入ったお味噌汁もよさそう。食材を覚えておくと、いろいろな組み合わせでカルシウム強化メニューができます。
日光を浴びる
骨を作る際に必要なビタミンDは体内でつくることができます。その方法とは日光を浴びることです。
(「Diet Plus」より引用)
美容の観点から紫外線を気にしすぎている人は、ビタミンDが不足している可能性も。適度な日光は、健康のために必要だと再認識したほうがいいようです。
運動をする
買い物に行くときは車ではなく自転車や徒歩で行くなど、少しずつの積み重ねが骨の強化に繋がります。
(「Diet Plus」より引用)
運動して刺激を与えることでも骨は強くなるようです。運動といっても、ランニングやジムでの筋トレなど激しいものじゃなく、日常生活のなかでの動きで充分とのこと。これなら意識するだけで続けられそうです。
痛みがないかぎり普段あまり意識することがないけれど、体を支える土台となっている大事な「骨」。強く保つことで健康寿命も大きく変わってきます。食事、日光浴、運動を意識して、はつらつとした老後に備えたいです。